短期入所生活介護(ショートステイ)を使い始めるまでの流れを、順を追って整理しました。はじめて介護サービスを検討する方でも進められるようにまとめています。
基本情報
| 分類 | 泊まって受ける |
|---|---|
| 読み方 | たんきにゅうしょせいかつかいご |
| 自己負担の目安 | ¥700〜¥1,300/1泊 |
| 対象となる要介護度 | 要支援1〜要介護5 |
| 介護保険 | 適用される |
| 利用頻度の目安 | 月数日〜 |
利用開始までの流れ
- 要介護認定を受ける短期入所生活介護(ショートステイ)を介護保険で使うには、要介護(要支援)認定が必要です。市区町村の窓口へ申請します。
- ケアマネジャーに相談する担当のケアマネジャーへ短期入所生活介護(ショートステイ)の利用希望を伝えます。認定を受けていない段階なら地域包括支援センターへ。
- 事業所を探して見学する複数の事業所を比較します。送迎範囲・空き状況・雰囲気を確認してください。
- ケアプランに位置づけるケアマネジャーが短期入所生活介護(ショートステイ)をケアプランに組み込みます。区分支給限度基準額の範囲内かも確認されます。
- 契約・利用開始重要事項説明を受けて契約します。利用開始後も内容の変更は可能です。
どんなサービスか
特別養護老人ホームなどに短期間宿泊し、日常生活の介護を受けます。
つまずきやすい点
連続利用は30日までです。食費・滞在費は別途自己負担で、1泊あたり2,000〜3,000円程度かかります。人気施設は数ヶ月前から予約が埋まります。
利用の頻度
月数日〜が目安です。実際の回数は要介護度と区分支給限度基準額の範囲内でケアプランに組み込まれます。
対象と対象外の区分
| 区分 | 短期入所生活介護(ショートステイ)の利用 |
|---|---|
| 要支援1 | 利用できます |
| 要支援2 | 利用できます |
| 要介護1 | 利用できます |
| 要介護2 | 利用できます |
| 要介護3 | 利用できます |
| 要介護4 | 利用できます |
| 要介護5 | 利用できます |
すべての区分で利用できます。ただし要介護度によって使える回数と、区分支給限度基準額の枠が変わります。
介護保険の対象外になる費用
短期入所生活介護(ショートステイ)を利用するとき、介護保険が使えるのはサービス費の部分だけです。次の費用は保険の対象外で、全額自己負担になります。見落とすと想定より支払いが増えます。
- 食費(1日約1,445円が基準額)
- 滞在費(部屋代。多床室と個室で異なります)
- 理美容代
- 日用品費
食費と居住費(滞在費)については、所得と資産が基準以下の場合、負担限度額認定を受けると軽減されます。申請しなければ適用されないため、市区町村の窓口で確認してください。
よくある誤解
短期入所生活介護(ショートステイ)について、実際とは違う形で広まっている話がいくつかあります。判断を誤りやすいところを整理します。
「ショートステイはいつでも空いている」ではない
人気の事業所は数か月先まで埋まっています。定期的に利用するなら、早めに枠を確保する必要があります。
「食費・滞在費も保険が効く」ではない
食費と滞在費(部屋代)は保険外です。負担限度額認定を受けた場合のみ軽減されます。
「連続していくらでも泊まれる」ではない
要介護認定の有効期間のおおむね半数を超える利用は認められません。連続30日の上限もあります。
この項目の用語と条件
| 短期入所生活介護(ショートステイ) | 読み方は「たんきにゅうしょせいかつかいご」。特別養護老人ホームなどに短期間宿泊し、日常生活の介護を受けます。 |
|---|---|
| 向いているケース | 介護者の休養(レスパイト)、冠婚葬祭や出張で家を空ける場合 |
| 対象となる区分 | 要支援1〜要介護5 |
| 料金の単位 | 1泊 |
| 利用の頻度 | 月数日〜 |
迷ったときの相談先
短期入所生活介護(ショートステイ)について判断に迷う場合、次の窓口で相談できます。多くは無料です。
| 相談先 | 相談できること |
|---|---|
| 担当ケアマネジャー | 空き状況の確認と予約、利用日数の調整 |
| 市区町村の介護保険課 | 負担限度額認定の申請 |
| 施設の相談員 | 医療的なケアが必要な場合の受け入れ可否 |
ひとりで抱えず、早い段階で相談したほうが選べる選択肢は多くなります。期限のある手続きは特にそうです。
よくある質問
短期入所生活介護(ショートステイ)の自己負担はいくらですか?
¥700〜¥1,300/1泊が目安です(自己負担1割の場合)。所得によって2割・3割になる方は、その分だけ負担額が増えます。
短期入所生活介護(ショートステイ)は誰が使えますか?
対象は要支援1〜要介護5です。介護保険の適用を受けるには、要介護(要支援)認定を受けている必要があります。
短期入所生活介護(ショートステイ)で注意することはありますか?
連続利用は30日までです。食費・滞在費は別途自己負担で、1泊あたり2,000〜3,000円程度かかります。人気施設は数ヶ月前から予約が埋まります。
この項目のまとめ
- 費用の目安は¥700〜¥1,300/1泊
- 対象は要支援1〜要介護5
最後にもう一度。連続利用は30日までです。食費・滞在費は別途自己負担で、1泊あたり2,000〜3,000円程度かかります。人気施設は数ヶ月前から予約が埋まります。
泊まって受けるサービスの一覧
- 短期入所療養介護(医療型ショートステイ)(¥800〜¥1,500/1泊)
- 小規模多機能型居宅介護(¥10,000〜¥28,000/月額)
- 看護小規模多機能型居宅介護(¥12,000〜¥32,000/月額)
※ 掲載している金額は自己負担1割の場合の一般的な目安です。所得に応じて2割・3割負担となる場合があります。地域区分・事業所の体制加算・要介護度によって実際の金額は変動します。制度は改正されることがあるため、利用にあたっては必ずお住まいの市区町村または地域包括支援センターにご確認ください。本サイトは制度の一般的な情報を整理したものであり、個別の医療的判断を行うものではありません。