認知症対応型通所介護と似たサービスの違い|選び方のポイント

認知症対応型通所介護を選ぶ前に確認しておきたい点と、似たサービスとの違いを整理しました。

基本情報

分類 通って受ける
読み方 にんちしょうたいおうがたつうしょかいご
自己負担の目安 ¥900〜¥1,500/1回
対象となる要介護度 要介護1〜5
介護保険 適用される
利用頻度の目安 週1〜5回

もっとも注意すべき点

一般のデイサービスより単位数が高く設定されています。認知症の医師の診断が必要です。

似たサービスとの比較

サービス 自己負担の目安 対象 特徴
認知症対応型通所介護 ¥900〜¥1,500/1回 要介護1〜5 認知症の方を対象とした専門のデイサービス。定員12人以下で手厚い体制です。
通所リハビリテーション(デイケア) ¥700〜¥1,300/1回 要支援1〜要介護5 医療機関や介護老人保健施設に通い、専門職によるリハビリを受けます。
通所介護(デイサービス) ¥600〜¥1,200/1回 要介護1〜5 日帰りで施設に通い、入浴・食事・レクリエーション・機能訓練を受けます。送迎付きが一般的です。
地域密着型通所介護 ¥600〜¥1,100/1回 要介護1〜5 定員18人以下の小規模なデイサービスです。少人数で落ち着いた環境が特徴です。

費用だけでなく、対象となる要介護度と、必要としているケアの種類(生活の支援か、医療的なケアか、リハビリか)で選び分けてください。

選ばれているケース

認知症の診断があり、一般のデイサービスでは対応が難しい場合

相談先

どのサービスが適しているか判断がつかない場合、要介護認定を受けていなければ地域包括支援センター、受けていれば担当のケアマネジャーが相談窓口になります。どちらも相談は無料です。

通って受けるの全4サービスを並べる

通って受けるに分類されるサービスを、自己負担の軽い順に並べました。単位が異なるものが混ざるため、金額をそのまま比べるのではなく、単位とあわせて見てください。

サービス 自己負担の目安 対象 介護保険
地域密着型通所介護 ¥600〜¥1,100/1回 要介護1〜5 適用
通所介護(デイサービス) ¥600〜¥1,200/1回 要介護1〜5 適用
通所リハビリテーション(デイケア) ¥700〜¥1,300/1回 要支援1〜要介護5 適用
認知症対応型通所介護 ¥900〜¥1,500/1回 要介護1〜5 適用

対象と対象外の区分

区分 認知症対応型通所介護の利用
要支援1 対象外です
要支援2 対象外です
要介護1 利用できます
要介護2 利用できます
要介護3 利用できます
要介護4 利用できます
要介護5 利用できます

要支援1・要支援2の方は認知症対応型通所介護の対象外です。該当する場合は、ケアマネジャーまたは地域包括支援センターに代わりのサービスを相談してください。要介護度は状態が変われば区分変更の申請ができます。

よくある誤解

認知症対応型通所介護について、実際とは違う形で広まっている話がいくつかあります。判断を誤りやすいところを整理します。

「デイサービスとデイケアは同じ」ではない

デイサービス(通所介護)は生活支援と交流が中心、デイケア(通所リハビリテーション)は医師の指示にもとづくリハビリが中心です。目的も費用も異なります。

「食費も介護保険でまかなえる」ではない

食費・おやつ代・日用品費は保険外です。利用料とは別に請求されます。

「週に何回でも使える」ではない

区分支給限度基準額の範囲内です。他のサービスと合わせて枠を超えると10割負担になります。

負担を抑える方法

認知症対応型通所介護は¥900〜¥1,500/1回と幅があります。上限と下限の差は600円。この差を埋める余地がどこにあるのかを、具体的に見ていきます。

食費・おやつ代は保険外と理解しておく

通所サービスの利用料は介護保険の対象ですが、食費とおやつ代は全額自己負担です。1日あたり600〜900円程度が一般的で、月に換算すると大きな額になります。

利用回数をケアプランで調整する

週の回数を1回減らすだけで、月の自己負担は数千円単位で変わります。本人の状態と家族の負担のバランスで決めてください。

加算の内容を確認する

入浴介助加算、個別機能訓練加算、送迎加算など、事業所によって付く加算が異なります。必要なサービスかどうかを見て選べます。

高額介護サービス費を申請する

1か月の自己負担が上限を超えた分は、申請により払い戻されます。

体験利用を活用する

多くの事業所が1日体験を受け付けています。合わない事業所に通い続けるより、先に確かめるほうが結果的に無駄がありません。

すべてを実行する必要はありません。事情に合うものから取り入れてください。削れないところを無理に削ると、あとで後悔することになります。

地域や条件で変わるところ

通所サービスは事業所ごとに規模と体制が異なり、それに応じて単位数が変わります。大規模事業所のほうが1回あたりの単位数は低く設定されています。送迎範囲も事業所ごとに決まっているため、自宅の場所によって選べる事業所が限られる場合があります。

このページに載せている¥900〜¥1,500/1回という金額も、全国の平均的な水準を示したものです。お住まいの地域では上下することを前提に見てください。

よくある質問

認知症対応型通所介護の自己負担はいくらですか?

¥900〜¥1,500/1回が目安です(自己負担1割の場合)。所得によって2割・3割になる方は、その分だけ負担額が増えます。

認知症対応型通所介護は誰が使えますか?

対象は要介護1〜5です。介護保険の適用を受けるには、要介護(要支援)認定を受けている必要があります。

認知症対応型通所介護で注意することはありますか?

一般のデイサービスより単位数が高く設定されています。認知症の医師の診断が必要です。

通って受けるのなかで費用は高いほうですか?

通って受けるに分類され単位が同じ4サービスを負担額で並べると、認知症対応型通所介護は4番目です。もっとも安いのは地域密着型通所介護(¥600〜¥1,100/1回)、もっとも高いのは認知症対応型通所介護(¥900〜¥1,500/1回)です。

この項目のまとめ

  • 費用の目安は¥900〜¥1,500/1回
  • 対象は要介護1〜5

最後にもう一度。一般のデイサービスより単位数が高く設定されています。認知症の医師の診断が必要です。

通って受けるサービスの一覧

※ 掲載している金額は自己負担1割の場合の一般的な目安です。所得に応じて2割・3割負担となる場合があります。地域区分・事業所の体制加算・要介護度によって実際の金額は変動します。制度は改正されることがあるため、利用にあたっては必ずお住まいの市区町村または地域包括支援センターにご確認ください。本サイトは制度の一般的な情報を整理したものであり、個別の医療的判断を行うものではありません。