居宅介護支援事業所を選ぶ前に確認しておきたい点と、似たサービスとの違いを整理しました。
基本情報
| 分類 | 相談先 |
|---|---|
| 読み方 | きょたくかいごしえんじぎょうしょ |
| 自己負担の目安 | 自己負担なし |
| 対象となる要介護度 | 要介護1〜5 |
| 介護保険 | 適用される |
| 利用頻度の目安 | 月1回以上 |
もっとも注意すべき点
事業所によって得意分野が異なります。相性が合わない場合、事業所やケアマネジャーは変更できます。
似たサービスとの比較
| サービス | 自己負担の目安 | 対象 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 居宅介護支援事業所 | 自己負担なし | 要介護1〜5 | ケアマネジャーが所属し、ケアプランの作成とサービス事業者との連絡調整を行います。 |
| 地域包括支援センター | 無料 | — | 市区町村が設置する高齢者の総合相談窓口。保健師・社会福祉士・主任ケアマネジャーが対応します。 |
| ケアマネジャー(介護支援専門員) | 自己負担なし | 要介護1〜5 | ケアプランの作成、サービス事業者との調整、月1回以上の訪問による状況確認を行います。 |
費用だけでなく、対象となる要介護度と、必要としているケアの種類(生活の支援か、医療的なケアか、リハビリか)で選び分けてください。
選ばれているケース
要介護認定を受けてサービスを使い始める段階
相談先
どのサービスが適しているか判断がつかない場合、要介護認定を受けていなければ地域包括支援センター、受けていれば担当のケアマネジャーが相談窓口になります。どちらも相談は無料です。
相談先の全3サービスを並べる
相談先に分類されるサービスを、自己負担の軽い順に並べました。単位が異なるものが混ざるため、金額をそのまま比べるのではなく、単位とあわせて見てください。
| サービス | 自己負担の目安 | 対象 | 介護保険 |
|---|---|---|---|
| 地域包括支援センター | 無料 | — | 対象外 |
| 居宅介護支援事業所 | 自己負担なし | 要介護1〜5 | 適用 |
| ケアマネジャー(介護支援専門員) | 自己負担なし | 要介護1〜5 | 適用 |
対象と対象外の区分
| 区分 | 居宅介護支援事業所の利用 |
|---|---|
| 要支援1 | 対象外です |
| 要支援2 | 対象外です |
| 要介護1 | 利用できます |
| 要介護2 | 利用できます |
| 要介護3 | 利用できます |
| 要介護4 | 利用できます |
| 要介護5 | 利用できます |
要支援1・要支援2の方は居宅介護支援事業所の対象外です。該当する場合は、ケアマネジャーまたは地域包括支援センターに代わりのサービスを相談してください。要介護度は状態が変われば区分変更の申請ができます。
よくある誤解
居宅介護支援事業所について、実際とは違う形で広まっている話がいくつかあります。判断を誤りやすいところを整理します。
「ケアマネジャーへの支払いが必要」ではない
居宅介護支援の費用は全額が介護保険から支払われます。利用者の負担はありません。
「地域包括支援センターは要介護の人だけの窓口」ではない
介護保険を使っていない段階の相談も受け付けています。むしろ早い段階の相談が本来の役割です。
「相談したら必ずサービスを使わなければならない」ではない
情報を聞くだけの利用でかまいません。
負担を抑える方法
居宅介護支援事業所にかかる負担を軽くする方法を整理します。
相談は無料であると知っておく
地域包括支援センターもケアマネジャーも、利用者の自己負担はありません。居宅介護支援は全額が介護保険から給付されます。
ケアマネジャーは変更できる
相性が合わない場合、事業所を変更できます。理由を説明する義務はありません。
複数の窓口を使い分ける
制度は市区町村、日常の調整はケアマネジャー、医療は主治医と、内容によって聞く先を変えると早く解決します。
家族の相談先も用意する
介護者の会や家族会など、介護する側の相談先もあります。抱え込む前に使ってください。
すべてを実行する必要はありません。事情に合うものから取り入れてください。削れないところを無理に削ると、あとで後悔することになります。
地域や条件で変わるところ
地域包括支援センターは担当区域が決まっています。住所によって窓口が決まるため、市区町村のホームページで担当センターを確認してください。名称が「高齢者あんしん相談センター」などになっている自治体もあります。
よくある質問
居宅介護支援事業所の自己負担はいくらですか?
自己負担なしが目安です(自己負担1割の場合)。所得によって2割・3割になる方は、その分だけ負担額が増えます。
居宅介護支援事業所は誰が使えますか?
対象は要介護1〜5です。介護保険の適用を受けるには、要介護(要支援)認定を受けている必要があります。
居宅介護支援事業所で注意することはありますか?
事業所によって得意分野が異なります。相性が合わない場合、事業所やケアマネジャーは変更できます。
この項目のまとめ
- 対象は要介護1〜5
最後にもう一度。事業所によって得意分野が異なります。相性が合わない場合、事業所やケアマネジャーは変更できます。
相談先サービスの一覧
※ 掲載している金額は自己負担1割の場合の一般的な目安です。所得に応じて2割・3割負担となる場合があります。地域区分・事業所の体制加算・要介護度によって実際の金額は変動します。制度は改正されることがあるため、利用にあたっては必ずお住まいの市区町村または地域包括支援センターにご確認ください。本サイトは制度の一般的な情報を整理したものであり、個別の医療的判断を行うものではありません。