介護選び
自宅で受ける
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- 14件
「自宅で受ける」に分類される14のサービスを、自己負担の目安と対象者で比較できるようまとめました。
自宅で受けるサービスの一覧
| サービス | 自己負担の目安 | 対象 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 訪問リハビリテーション | 300円〜400円/1回 | 要支援1〜要介護5 | 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が自宅を訪問し、生活の場に合わせたリハビリを行います。 |
| 訪問介護(ホームヘルプ) | 200円〜600円/1回 | 要支援1〜要介護5 | ホームヘルパーが自宅を訪問し、入浴・排泄・食事などの身体介護や、調理・洗濯・掃除などの生活援助を行います。 |
| 居宅療養管理指導 | 300円〜600円/1回 | 要支援1〜要介護5 | 医師・歯科医師・薬剤師・管理栄養士などが自宅を訪問し、療養上の管理や指導を行います。 |
| 訪問薬剤管理指導 | 300円〜600円/1回 | 要支援1〜要介護5 | 薬剤師が自宅を訪問し、薬の飲み合わせや管理の方法を確認します。飲み忘れの整理もします。 |
| 訪問マッサージ | 300円〜800円/1回 | 要支援1〜要介護5 | 国家資格を持つ施術者が自宅へ来て、麻痺や関節の拘縮に対するマッサージを行います。**医療保険**の適用で、介護保険の枠は使いません。 |
| 訪問看護 | 300円〜1,000円/1回 | 要支援1〜要介護5 | 看護師が自宅を訪問し、健康状態の観察、医療的な処置、服薬管理、リハビリなどを行います。 |
| 訪問歯科診療 | 500円〜1,500円/1回 | 要支援1〜要介護5 | 歯科医師と歯科衛生士が自宅を訪問し、治療と口腔ケアを行います。医療保険が中心です。 |
| 夜間対応型訪問介護 | 1,000円〜1,200円/月額 | 要介護1〜5 | 夜間帯(18時〜8時)に定期巡回と、通報による随時訪問を行うサービスです。 |
| 訪問入浴介護 | 1,200円〜1,300円/1回 | 要介護1〜5 | 専用の浴槽を自宅へ運び込み、看護職員と介護職員が入浴を介助します。寝たきりの方でも入浴できます。 |
| 介護タクシー | 500円〜3,000円/1回 | 要介護1〜要介護5 | 車いすやストレッチャーのまま乗れるタクシーです。乗り降りの介助が付くものは介護保険の「通院等乗降介助」として使える場合があります。 |
| 訪問診療 | 1,000円〜3,000円/1か月 | 要介護度を問わない | 医師が計画を立てて定期的に自宅へ来る診療です。急に呼ぶ「往診」とは別で、こちらは決まった日に来ます。**医療保険**の適用です。 |
| 高齢者の見守りサービス | 1,000円〜5,000円/1か月 | 要介護度を問わない | センサー・カメラ・電話などで安否を確かめるサービスです。民間のものと、市区町村が無料または低額で行っているものがあります。 |
| 自費ヘルパー | 2,500円〜5,000円/1時間 | 要介護度を問わない | 介護保険を使わずに、全額自己負担でヘルパーに来てもらうサービスです。保険では対象外の家事(同居家族の分の調理、庭の手入れ、通院の付き添いの一部)も頼めます。 |
| 定期巡回・随時対応型訪問介護看護 | 5,700円〜3万円/月額 | 要介護1〜5 | 24時間対応で、介護と看護が一体的に短時間の訪問を繰り返します。定額制です。 |
選び方の考え方
介護サービスは「どこで受けるか」で大きく分かれます。自宅で受ける・通う・泊まる・施設に入る、のどれが今の状況に合うかをまず決めると、選択肢を絞りやすくなります。
費用は要介護度と負担割合で変わります。区分支給限度基準額を超えた分は全額自己負担になるため、ケアマネジャーと相談しながら組み合わせを決めてください。
自宅で受けるの自己負担はどう分布しているか
自宅で受けるに含まれる14サービスを自己負担で並べると、下は350円、上は17,850円、中央は1,100円です。上下で51倍以上の開きがあり、どの層を選ぶかで負担が大きく変わります。
| 層 | 該当するサービス | 件数 |
|---|---|---|
| 負担の軽い層 | 訪問介護(ホームヘルプ)、訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、居宅療養管理指導、夜間対応型訪問介護、訪問歯科診療、訪問薬剤管理指導、自費ヘルパー、訪問マッサージ、訪問診療、高齢者の見守りサービス、介護タクシー | 13 |
| 負担の重い層 | 定期巡回・随時対応型訪問介護看護 | 1 |
まず自分がどの層で考えるのかを決めてから、その層のなかで中身を比べると絞り込みやすくなります。層をまたいで迷い続けると、判断に時間がかかります。
自宅で受けるの14サービスをひとつずつ
訪問リハビリテーション
300円〜400円/1回。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が自宅を訪問し、生活の場に合わせたリハビリを行います。
向いているのは、通所が難しい、自宅の環境に合わせた動作訓練を受けたい場合です。
注意点:主治医の指示が必要です。通所リハビリと併用する場合、ケアプランでの調整が必要になります。
訪問介護(ホームヘルプ)
200円〜600円/1回。ホームヘルパーが自宅を訪問し、入浴・排泄・食事などの身体介護や、調理・洗濯・掃除などの生活援助を行います。
向いているのは、自宅で暮らし続けたい、家族が日中不在で見守りが必要な場合です。
注意点:生活援助は「本人のため」の家事に限られます。同居家族の分の調理や掃除、来客対応、庭の手入れなどは対象外です。
居宅療養管理指導
300円〜600円/1回。医師・歯科医師・薬剤師・管理栄養士などが自宅を訪問し、療養上の管理や指導を行います。
向いているのは、通院が難しい、服薬や栄養の管理に不安がある場合です。
注意点:区分支給限度基準額の対象外です。上限とは別枠で利用できます。
訪問薬剤管理指導
300円〜600円/1回。薬剤師が自宅を訪問し、薬の飲み合わせや管理の方法を確認します。飲み忘れの整理もします。
向いているのは、薬の種類が多い、飲み忘れや飲み間違いがある場合です。
注意点:医師の指示が必要です。区分支給限度基準額の枠外で、他のサービスの利用量を圧迫しません。
訪問マッサージ
300円〜800円/1回。国家資格を持つ施術者が自宅へ来て、麻痺や関節の拘縮に対するマッサージを行います。**医療保険**の適用で、介護保険の枠は使いません。
向いているのは、歩行が難しく、通院してのリハビリが続けにくい場合です。
注意点:医師の同意書が要ります。介護保険ではなく医療保険なので、支給限度額には影響しません。
訪問看護
300円〜1,000円/1回。看護師が自宅を訪問し、健康状態の観察、医療的な処置、服薬管理、リハビリなどを行います。
向いているのは、持病の管理が必要、医療的な処置を継続して受けたい場合です。
注意点:主治医の指示書(訪問看護指示書)が必要です。病状によっては介護保険ではなく医療保険が適用されます。
訪問歯科診療
500円〜1,500円/1回。歯科医師と歯科衛生士が自宅を訪問し、治療と口腔ケアを行います。医療保険が中心です。
向いているのは、通院が難しい、飲み込みや口の中の状態が気になる場合です。
注意点:医療保険が適用されるため、介護保険の区分支給限度基準額の枠外です。自己負担は医療費の割合で決まります。
夜間対応型訪問介護
1,000円〜1,200円/月額。夜間帯(18時〜8時)に定期巡回と、通報による随時訪問を行うサービスです。
向いているのは、夜間の排泄介助が必要、一人暮らしで夜間の急変が不安な場合です。
注意点:実施している事業者が地域によって限られます。地域密着型のため、原則として住民票のある市区町村のサービスのみ利用できます。
訪問入浴介護
1,200円〜1,300円/1回。専用の浴槽を自宅へ運び込み、看護職員と介護職員が入浴を介助します。寝たきりの方でも入浴できます。
向いているのは、自宅の浴室では入浴が難しい、全身の清潔を保ちたい場合です。
注意点:入浴前に看護職員が 健康状態を確認します。発熱などがある場合は清拭に変更されることがあります。
介護タクシー
500円〜3,000円/1回。車いすやストレッチャーのまま乗れるタクシーです。乗り降りの介助が付くものは介護保険の「通院等乗降介助」として使える場合があります。
向いているのは、通院の付き添いが体力的に難しくなってきた場合です。
注意点:運賃は保険の対象外で全額自己負担です。保険が使えるのは介助の部分だけで、要支援の人は対象外です。
訪問診療
1,000円〜3,000円/1か月。医師が計画を立てて定期的に自宅へ来る診療です。急に呼ぶ「往診」とは別で、こちらは決まった日に来ます。**医療保険**の適用です。
向いているのは、通院が体力的に難しくなり、在宅で最期まで過ごすことを考えている場合です。
注意点:医療保険なので介護保険の支給限度額とは別枠です。24時間対応の体制を取っている医療機関かどうかを確かめてください。
高齢者の見守りサービス
1,000円〜5,000円/1か月。センサー・カメラ・電話などで安否を確かめるサービスです。民間のものと、市区町村が無料または低額で行っているものがあります。
向いているのは、離れて暮らす親の様子が分からず、毎日は行けない場合です。
注意点:まず市区町村の窓口に、無料または低額の見守りがないか聞いてください。民間より安く済むことがあります。
自費ヘルパー
2,500円〜5,000円/1時間。介護保険を使わずに、全額自己負担でヘルパーに来てもらうサービスです。保険では対象外の家事(同居家族の分の調理、庭の手入れ、通院の付き添いの一部)も頼めます。
向いているのは、保険の枠を使い切った場合や、保険では頼めない用事がある場合です。
注意点:全額自己負担です。事業者ごとに単価が違い、深夜・早朝は割増になります。保険の枠が残っているなら、先にケアマネジャーへ相談してください。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護
5,700円〜3万円/月額。24時間対応で、介護と看護が一体的に短時間の訪問を繰り返します。定額制です。
向いているのは、1日に複数回の介助が必要、医療的なケアも継続して必要な場合です。
注意点:月額定額制のため、利用回数が少ないと割高になります。地域密着型で対象市区町村が限られます。
自宅で受けるでよくある誤解
「訪問介護のヘルパーは何でも頼める」ではない
本人以外の家族のための調理・洗濯、大掃除、庭の手入れ、ペットの世話は介護保険では頼めません。保険外サービスとして別料金で対応する事業所もあります。
「訪問看護は医師の指示がなくても使える」ではない
訪問看護には主治医が発行する訪問看護指示書が必要です。まず主治医に相談してください。
「要支援でも要介護と同じサービスが使える」ではない
要支援の方は介護予防サービスが対象で、内容と回数に制限があります。
自宅で受けるで負担を抑える方法
区分支給限度基準額の枠内で組む
要介護度ごとに1か月の上限額が決まっています。枠を超えた分は10割負担です。ケアマネジャーに「限度額の何割を使っているか」を毎月確認してもらうと、超過を防げます。
同一建物減算のある事業所を知っておく
同じ建物やサービス付き高齢者向け住宅に併設された事業所は、移動が不要なぶん単位数が減算されます。結果として自己負担も下がります。
高額介護サービス費を申請する
1か月の自己負担が上限額(一般世帯で44,400円)を超えた分は、申請すると払い戻されます。初回は申請が必要で、自動では戻りません。
生活援助と身体介護の区分を確認する
同じ訪問介護でも、生活援助と身体介護では単位数が異なります。実際に受けている内容と請求区分が合っているか、明細で確認してください。
自治体独自の上乗せ・横出しサービスを調べる
介護保険とは別に、市区町村が独自に提供する配食・見守り・移送サービスがあります。低額または無料のものが少なくありません。
地域や条件で変わるところ
介護報酬には地域区分が設けられており、都市部ほど1単位あたりの単価が高くなります。同じサービスを同じ回数使っても、地域によって自己負担額は変わります。また事業所の体制加算(特定事業所加算、処遇改善加算など)によっても金額が動きます。明細に加算の内訳が記載されているので、内容を確認してください。
相談できる窓口
| 相談先 | 相談できること |
|---|---|
| 地域包括支援センター | 最初の相談窓口。要介護認定の申請から事業所の紹介まで。無料 |
| 担当ケアマネジャー | ケアプランの作成と見直し、事業所との調整。利用者の自己負担なし |
| 市区町村の介護保険課 | 認定の申請、負担限度額認定、高額介護サービス費の手続き |